N子の１０代 ～親の援助なし～

N子の両親は健康であるにもかかわらず働こうとせず家は貧しかったみたいで、たまに父親が働きに出たなと思えば３ヶ月位したらまた家の中でゴロゴロしていました。
子供の時にN子の家に遊びに行ったときはほとんど父親がいて私は「うちのおとうさんは毎日家にいないのでうらやましい」と思ったものでした。

N子は高校に入ってからは部活動もせずにアルバイトばかりしていました。学費など親が出してくれないので自分で稼ぐ以外方法がなかったのです。
彼女は前にも書いたとおり目が大きく、高校時代からも他の学校の生徒が彼女を見に来ていたくらい美人でした。（今も美人ですけど）
アルバイト先でもいろいろな人から誘われたりしていましたが彼女は「稼がなければ高校に行けない」という強い気持があり男性と付き合ったり遊んだりしない子でした。

当然「援助交際」などの類はまったく眼中になく、地道にファーストフード店でアルバイトをしていました。

学費を稼ぐためにアルバイトしていたのに彼女の親はアルバイトのお金が入ると「生活費にいくらかちょうだい」とか言うようになり彼女は文具や生活用品を買うことができませんでした。
でも、その生活は彼女にとっては「普通」らしいのです。

「お金が足りない」「飲みにいきたいけど少しお金が必要」などの理由で安易に消費者金融から借入をした、うちのバカ夫にこの話を聞かせたいくらいです。

次回はN子が就職してからの話を書こうと思います。